自社ラベルのニットをOEMで作る。そのプロセスと、工場選定から初回発注までを段階的に解説します。
プライベートラベル(PL)とは、ブランドが独自のラベルを付けて販売する製品をOEMで製造委託することです。セレクトショップのオリジナルライン、EC専業ブランドの主力カテゴリー、アパレルチェーンの差別化商品など、多様な形で活用されています。ニットは素材・編み組織・シルエットの組み合わせでブランド独自性を出しやすいカテゴリーです。
シルエット・寸法・素材(糸番手・混率)・組織・色・付属品・仕上げ・梱包までを仕様書化。テックパックが正確であるほど、サンプルの修正回数が減り納期が短縮されます。
候補工場に仕様書・参考画像を送り、サンプル見積もりと生産可否を確認します。当初は2〜3工場に並行依頼し、対応速度・サンプル精度・コミュニケーション品質を比較します。
第1サンプル(Proto)→修正指示→第2サンプル(Salesman)→承認の流れ。日本ブランドは平均2〜3回のサンプル修正を行います。サンプル費用は量産に移行した際に差し引く工場が多い。
承認後に正式発注。量産前にPP(Pre-Production)サンプルで最終確認を行い、色・仕様の量産ズレを防ぎます。
量産中の工程内抜き取り、出荷前全数または抜き取り検品。日本向け表示(繊維組成・洗濯表示・原産国)の最終確認を行います。
通関後、倉庫への搬入・在庫管理・店頭展開へ。EC向けの場合はFBA(Amazon)や自社倉庫への直送も手配します。
当社のニットMOQは1スタイル・1カラー・250枚からです。新規ブランドの場合、1〜2スタイルの小規模テスト発注から始め、市場反応を確認してから拡大する流れが現実的です。250枚の発注コストと、追加発注時の単価変動(ロットが増えると単価が下がる)をあらかじめ計算に入れてください。
参考画像・概要仕様をお知らせいただければ、実現可能性・概算単価・スケジュールをご提示します。テックパックがなくても、アイデア段階からご相談いただけます。