「何週間かかりますか?」の答えはサンプルから船積みまでの総合計。各フェーズの現実的な所要時間を解説します。
リードタイムは工場が「量産期間」だけで答えることが多いですが、実際の調達リードタイムはサンプル・素材調達・量産・検品・輸送の合計です。初回取引では特に「サンプル期間」が想定より長くなるケースがあります。シーズン計画に組み込む際は、この全体像を把握してください。
ブランド側での準備期間。仕様書が不完全だと後続フェーズが遅れます。目安:ブランド内部作業(外部要因なし)
テックパック受領→素材手配→編成→仕上げ→発送。素材在庫があれば短縮可能。目安:3〜4週間
日本ブランドは平均2回の修正を行います。1回の修正ラウンドに2〜3週間かかります。目安:修正1回あたり2〜3週間
承認後に正式発注。特殊素材(特定糸番手・認証素材)は調達に2〜4週間かかる場合があります。目安:1〜3週間
スタイル数・複雑さ・工場の繁忙状況による。250〜500枚の小ロットは比較的短い。目安:3〜5週間(ロット・スタイル数による)
出荷前検品→通関書類準備→メルスィン発→横浜着。海上輸送は季節・ルートにより変動。目安:3〜4週間(輸送18〜25日を含む)
初回取引(サンプル2回修正含む)での総リードタイムの現実的な目安は14〜20週間(3.5〜5ヶ月)です。2回目以降の取引は、仕様が確立されているため8〜12週間に短縮できます。シーズン展示会から逆算して発注タイミングを決めてください。秋冬コレクションを9月に展開する場合、工場への正式発注は4〜5月が現実的です。
寸法・素材・付属品の仕様が曖昧だと確認往復が増えます。発注前に仕様書を完成させましょう。
9月〜11月は欧州ブランドの繁忙期と重なります。早期の生産枠確保を推奨します。
GOTS認証ウールや特定のカシミアは納品まで時間がかかります。素材の在庫有無を事前確認します。
年末年始・ゴールデンウィーク前後は船腹不足が起きやすい。代替スケジュールを持つ旅程管理が重要です。