トルコからのニット調達を検討する際、物流コストと納期は意思決定の重要な要素です。欧州向けと異なり、日本向けは地中海→スエズ運河→インド洋→東アジアのルートで約18〜25日の海上輸送が一般的です。欧州向け(1〜2週間)より長いですが、アメリカ東海岸(約15〜20日)と大きくは変わりません。
地中海→スエズ→インド洋→東アジアルート。直航の場合は約18〜22日。シーズン繁忙期は船腹不足でスケジュールが延びることがあります。
横浜と同等のリードタイム。東京港(品川埠頭・大井埠頭)または横浜港を揚げ地とするかは発注前に荷主・乙仲と相談します。
関西圏の倉庫・配送センターを利用する場合。横浜→神戸のフィーダー便を使うケースもあります。
イスタンブール(IST)→成田(NRT)は直行で約12〜13時間。サンプル・緊急補充分は航空便が現実的。コストは海上の約6〜10倍を想定。
日本向け輸入ではFOBとCIFが最もよく使われます。FOBはメルスィン港での本船渡し条件で、以降の運賃・保険は発注者(日本側)が手配します。CIFは輸入港(横浜・東京)までの運賃・保険を含んだ条件です。初回取引ではCIFで試算し、継続取引に移行してからFOB交渉するのが一般的なアプローチです。関税・消費税・通関費用は日本側負担となります(DDP条件でない限り)。
商業インボイス・パッキングリスト・船荷証券(B/L)または航空貨物運送状(AWB)・原産地証明書(CO)が基本書類です。
通関代理人(乙仲)が税関に申告し、関税と消費税を代理納付します。保税倉庫から搬出後に国内配送が可能になります。
日本の家庭用品品質表示法に基づき、日本語での繊維組成・洗濯取扱い表示・原産国表示が製品に付いている必要があります。輸入前に確認してください。
ニット製品は一般的に食品安全法・植物検疫の対象外ですが、特定の染料(アゾ染料等)については化学物質規制の確認が必要な場合があります。