最初にお伝えしておきます。日本とトルコの間にはEPA・FTAがなく、関税面での優位性は正直ありません。トルコ産のコットンセーター(HS6110)はMFN税率(おおむね9〜11%)が適用され、RCEPで優遇される中国に対して、関税や価格を武器にすることはできません。当社が選ばれる理由はそこにはありません。品質・供給リスクの分散・編みの専門性——日本のブランドが本当に必要とする部分で勝負します。
中国一極の生産を避けたい日本ブランドの「もう一つの拠点」。地政学・為替・リードタイムのリスクを分散しつつ、品質を落とさない第二サプライヤーとして機能します。
GOTS認証オーガニックコットン、OEKO-TEX Standard 100、BCIベターコットン。御社のサステナビリティ表示や小売先の要件に合わせて認証糸を選定します。
5〜10ゲージのフラットニット。ケーブル、リブ、ジャカード、無地に対応。フルファッションの自社リンキングで端正な縫い目を実現。春夏向けのコットン×リネン、コットン×モダール混紡も可能です。
島精機WHOLEGARMENT15台・ストール7台を自社運用。無縫製の一体成型に対応。最小ロットは色・サイズごとに250枚。少量カプセルから定番の量産まで規模に応じて設計します。
繰り返しになりますが、日本向けの関税優位はありません。中国はRCEPで段階的に優遇され、地理的にも近く、価格でトルコが中国に勝つことは現実的に難しい。これを正直に認めた上で、当社が提供できる価値を明確にします。
当社の本質は編みの専門性です。島精機WHOLEGARMENTによる無縫製成型、ストールによるフルファッション、コーマ綿での細番手対応——コットンニットを「縫う」のではなく「編み切る」技術。さらに、日本の検品基準・納期基準を理解した品質管理と、中国一極を避けたい企業のためのチャイナプラスワンの受け皿。米富繊維やダイドーが築いてきたMade in Japanの価値を尊重し、それと競うのではなく補完する立場で、御社のものづくりを支えます。
最小ロット250〜500枚の場合の、コットンフラットニットセーターのFOBメルシン参考価格です。
| 仕様 | ゲージ | FOB参考価格 |
|---|---|---|
| コットン クルーネック(平編み) | 7ゲージ | $18〜26 |
| コットン ケーブル編みセーター | 5〜7ゲージ | $24〜34 |
| コットン×リネン混紡セーター | 7〜10ゲージ | $22〜32 |
| オーガニックコットン(GOTS)クルーネック | 7ゲージ | $22〜30 |
FOBメルシン参考価格。陸揚げ原価の算出には、海上運賃、日本の輸入関税(コットンセーターでおおむね9〜11%)、消費税10%、通関手数料を加算してください。原産地申告(Made in Turkey)書類は標準で整えます。
テックパック、素材のブリーフ、または参考デザインをお送りください。コットンの糸選定、価格、サンプルのスケジュールを翌営業日以内にご回答します。ニットOEM製造の全体像やWHOLEGARMENT(無縫製)対応もあわせてご覧ください。
はい、かかります。日本とトルコの間にはEPA(経済連携協定)やFTAがないため、トルコ産のコットンセーター(HS6110)は最恵国(MFN)税率での課税となり、おおむね9〜11%が目安です。中国はRCEPにより段階的な関税優遇を受けられるため、関税面では中国に対する優位性は正直ありません。当社の強みは関税や価格ではなく、品質・チャイナプラスワンの分散・島精機WHOLEGARMENTの専門性・日本の納期基準です。原産地申告(Made in Turkey)の書類は標準で整えます。
綿100%のほか、春夏向けの風合いを出すコットン×リネン、柔らかさとドレープ性を高めるコットン×モダール、リサイクルポリエステルとの混紡などに対応します。糸は、御社のサステナビリティ方針や取引先の要件に応じて、GOTS、OEKO-TEX Standard 100、BCI認証付きで手配可能です。
コットンは多くのセーター構造で5〜10ゲージが最も安定します。コーマ糸を使えば12ゲージ以上の細番手も可能ですが、糸の準備に配慮が必要です。構造のしっかりしたクルーネックには7ゲージ、ケーブルやバスケット編みのような肉厚で表情のある構造には5ゲージを推奨することが多いです。
関税で勝つためではありません(前述のとおりEPAがなく関税優位はありません)。理由は、品質と一貫性、そしてチャイナプラスワンによる供給リスクの分散です。当社は自社フラットニット工場で島精機WHOLEGARMENTを15台、ストール(Stoll)を7台運用し、日本の品質・検品・納期基準に沿った生産が可能です。米富繊維やダイドーに代表される日本の国内ニット産業を尊重し、それらと競合するのではなく、Made in Japanを補完する立場です。ガズィアンテプ(トルコ)からメルシン港経由で横浜・東京港へ海上輸送します(中国からより輸送日数はかかります)。